防犯カメラや見守りカメラとして利用されているネットワークカメラですが、遠隔監視や遠隔操作ができる仕組みをご存じですか?
この記事では、ネットワークカメラの仕組みと通信方法の種類について解説します。
ネットワークカメラの仕組み
ネットワークカメラとは?
ネットワークカメラはIPカメラともよばれ、有線や無線のLAN機能を保有し、動画撮影が可能なカメラのことを指します。
ネットワークカメラはLAN機能を保有していることで、離れた場所からカメラ映像を確認したり、カメラの向きの変更をしたり等、遠隔監視・遠隔操作ができるのが大きな特徴です。
用途としては、防犯カメラや監視カメラ、見守りカメラなどに利用されています。
ネットワークカメラ(英: IP camera)とは、有線や無線のLAN機能を持つビデオカメラの形態。Webカメラの一種。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ネットワークカメラ
ネットワークカメラの通信方法
ネットワークカメラは前述の通り、有線・無線LAN(Loacal Area Network/ローカルエリアネットワーク)などのネットワークを介して映像や音声データ等の通信を行っています。
そのため、ネットワークカメラの機能を利用するには、基本的にはインターネット環境が必要となります。
ネットワークカメラの通信方法には主に以下の種類があります。
P2P(Peer to Peer/ピア ツー ピア)の仕組み
P2Pは、ネットワークカメラと閲覧機器(スマホ・パソコン)同士で直接通信する方法です。
P2PシステムはIP電話(SkypeやLINEなど)にも応用されています。
ポート開放は不要で、他の通信方法と比べて簡単に設定できて安価なのが特徴です。
設定の簡易さや費用面で最もお勧めの通信方法です。
DDNS(Dynamic Domain Name System/ダイナミック ドメイン ネーム システム)の仕組み
動的に割り当てられるIPアドレスを特定するダイナミックDNSという仕組みを利用して通信する方法です。
ポート開放をすることで遠隔地からスマホやPCで映像を見ることができます。
DDNSのシステムの利用料が必要です。
IPアドレス固定の仕組み
その名の通り固定IPアドレスを利用して映像を閲覧する方法です。いつでも同じIPアドレスが利用できるため、DNSサーバは不要です。
DDNSと同様に、ポート開放で外出先から映像を見ることができます。
固定IPアドレスの利用料が別途必要です。
UPnP(Universal Plug and Play/ユニバーサルプラグ アンド プレイ)の仕組み
UPnPプロトコルに対応したネットワークカメラとルーターであれば利用できる通信方法です。
機器をネットワークに接続するだけで利用できるという非常に簡単な通信方法ですが、その反面、第三者からアクセスされて悪用される危険性があります。
UPnPを利用する場合は脆弱性を把握し、セキュリティに十分注意する必要があります。
160万件以上がインターネットに露出、UPnP有効の機器は攻撃を受ける可能性あり
is702インターネットセキュリティナレッジ ニュース
簡単P2P通信のおすすめネットワークカメラ
屋外対応モデル
P2P通信を利用している、屋外設置対応のおすすめネットワークカメラSC-CX82/83をご紹介します。
スマホで簡単に設定・操作できるワイヤレス防犯カメラです。
- 初心者でも簡単設定
- 無線Wi-Fi対応
- 高画質で夜間も鮮明
屋内専用モデル
こちらもP2P通信を使用している屋内利用におすすめネットワークカメラSC-LC52/53をご紹介します。
動くペットや人を自動追跡する防犯・見守りカメラです。
- 置くだけ簡単設置
- スマホで見える・聞ける・話しかけれる
- お部屋になじむコンパクトサイズ
まとめ
ネットワークには様々な通信方法があります。別途費用が発生するものや、特にセキュリティに気を付けないといけないものもあるので、ご購入の前に通信方法について事前に確認しておくことをオススメ致します。
当社(防犯ステーション)では、簡単&低コストのP2P通信を利用した簡単設定のネットワークカメラを取り扱っています。ご購入前相談も受け付けておりますので、お気軽にご利用ください。
コメントを書く