PoE給電防犯カメラとは?メリットや人気モデルをご紹介

PoE給電防犯カメラとは?メリットや人気モデルをご紹介

PoE給電防犯カメラとは?メリットやおすすめモデルをご紹介

PoEカメラはここ数年、Yahoo!ショッピングや楽天の防犯カメラランキングで常に上位にランクインしている、人気上昇中のネットワークカメラの種類の一つです。

本記事では、

  • PoEカメラの仕組み
  • PoEカメラのメリット・デメリット
  • 人気のPoEカメラ

を解説していきます!

PoE給電式カメラとは?メリットとデメリット

PoE給電式カメラとは?メリットとデメリット

PoEカメラとは?

PoEはPower over Ethernet(パワーオーバーイーサネット)の略で、読み方は「ポエ」ではなくて、「ピーオーイー」と読みます。
PoEとはLANケーブルを使用してネットワークの構築をしながら電力の共有ができる技術のことで、PoEカメラはその仕組み(PoE給電)を利用したカメラのことを指します。

PoEカメラはLANケーブルから電力の供給が可能な防犯カメラです。
コンセントからカメラの電源を確保しなくてもいいので、電源の確保が難しい屋外や天井にも設置がしやすいという特徴があります。

Power over Ethernet (PoE) は、イーサネットの配線で利用されるカテゴリ5以上のUTPケーブル(より対線)を通じて電力を供給する技術。
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』Power over Ethernet

PoEカメラのメリット

防犯カメラでPoEカメラを利用すれば以下のようなメリットがあります。

配線がLANケーブル1本ですっきり

配線がLANケーブル1本ですっきり

PoEカメラは録画装置とカメラ間の配線がLANケーブル1本で可能です。通常のカメラの場合は、LANケーブル+電源を供給するための電源ケーブルが必要です。配線の本数を減らすことで見栄えの良い設置が可能となります。

外電源が不要

外電源が不要
上記でもお話しましたが、電源の供給をLANケーブルで行うことができるPoEカメラでは別途電源ケーブルは必要ありません。通常のカメラでは電源を電源ケーブルから供給する必要があり、外電源のコンセントを用意する必要があります。また外電源がない場合は別途電源ケーブルと室内引き込むといった作業も必要になります。そういった手間を省く事ができるのも、PoEカメラの大きな利点の一つとなります。

工事費用の削減


外電源がない場合に必要な工事費用として、別途外電源を設置するか、電源の配線を中に引き込むといった作業が必要となります。当然費用がかかってくるお話なのでそれらを省略できるという点において、多少カメラ本体の価格は高くてもPoEカメラを利用するメリットは十分にあります。工事費用も加味すれば結果的には安く設置できる場合が多いです。

映像が鮮明

防犯カメラには「アナログ」と「デジタル」の2種類の録画方法がありますが、PoEはデジタルに分類されます。これはネットワークカメラ(IPカメラ)等も該当し、デジタルはアナログと比較して、とても鮮明な映像でデータを見る事ができます。また、PoEカメラはネットワーク環境がなくても利用できるという利点があります。これはネットワークカメラでは難しいことなのでPoEを選ぶ大きなメリットの一つです。

防犯カメラ「デジタル」「アナログ」の違いとは?
出典:せきゅなび

PoEカメラのデメリット

PoEカメラを選ぶデメリットとしては以下のことが挙げられます。

AHDカメラと比較すると価格が高い

PoEカメラとAHDカメラの価格比較表

上の表は弊社のAHDカメラセットとPoEカメラセットの価格比較表です。
左側のPoEカメラ1~4台セット27,000円(税抜)と右側のAHDカメラ1~4台セット24,200円(税抜)と比較すると、PoEモデルの方が2,800円高い金額となっています。
このように、

同じ有線接続の防犯カメラであるAHDカメラと比較すると、一般的にPoE給電タイプのカメラの方が価格が高くなります

ただし、

AHDカメラは各カメラに対して電源が必要なのと、アナログ接続のため、デジタルのPoEカメラよりは画質が劣る場合が多いです。

それぞれのカメラタイプの特性を比較し、用途に合ったモデルを選択するとよいでしょう。

AHDカメラの特性についてはこちらの記事↓をご参照ください。

録画装置には電源が必要

PoE録画装置には電源が必要
PoEカメラと録画装置(レコーダー)間の配線はLANケーブル1本のみで接続できますが、録画装置自体には電源が必要です。
しかし、PoEカメラを設置する際には、カメラは屋外や天井などの電源が確保しにくい場所へ、録画機は屋内へと設置するケースがほとんどのため、録画機用の電源が確保できないケースは少ないと考えられます。
そのため、

配置を考える際に、PoE録画機には電源が必要ということを頭に置いていただければ問題ありません。

安価なLANケーブルは非推奨

PoEカメラに利用できるLANケーブルカテゴリ
PoEカメラに使用するLANケーブルはCAT(カテゴリ)5e以上が推奨です。
LANケーブルのカテゴリには、数字が小さい順にCAT5、CAT5e、CAT6、CAT7などがあり、CATに続く数字が大きいほど高速かつ高周波帯域でのデータ転送が可能となります。
PoEカメラのようなネットワークカメラで扱う映像データは非常に大きいデータとなるため、CAT5e以上のLANケーブルを利用しましょう。

CAT5eの下位のLANケーブルは「CAT5」です。

CAT5のLANケーブルをPoEカメラで利用すると、ネットワークエラーによる切断やスムーズに動作しない場合があるため、「CAT5」のLANケーブルは使わないようにしましょう。

CAT5の後にeが付くか付かないかだけの差なのでお間違えのないようにご注意ください。

カテゴリの区分はLANケーブルのコードの表面に記載されていることが多いので、お手持ちのLANケーブルの表記を確認するか、ご購入前に確認されることをお勧めします。

カテゴリの表記はコードの被覆部分に直接「CAT.5e」「CAT.5E」などと記載されている場合があります。表記がない場合は確認が難しいため、カテゴリ表記のあるケーブルをご使用頂くことをお勧めします。
出典:せきゅなび LANケーブルの種類

電力供給の注意点。ご利用は48v対応のものを!

PoEを安定的に動作させるための条件に電源供給を48vに対応したものが必要となります。12v対応の安価なものも出回ってはいますが12vでは安定的な運用はできません。スイッチングハブが使用できない、48v対応の他PoE関連機器との互換性がない、録画装置とカメラ間の距離が長くなればなるほど電力不足で不安定になる。こういった障害が発生してきます。

12vPoEは使用しない事を推奨します。

人気の屋外対応PoEカメラ

おすすめの人気モデル「SC-XP45K」
Yahoo!ショッピングや楽天市場の防犯カメラランキングで常に上位を獲得中の人気PoEカメラモデルとして、防犯ステーションにて販売中のPoEカメラセット「SC-XP45K/XP84K」をご紹介します。
「SC-XP45K」はカメラ1台~4台まで、「SC-XP82K」はカメラを5~8台まで接続できます。主な機能の違いはカメラの接続台数のみで他の部分はほぼ共通に仕様となります。もちろん48vに対応した標準PoEを採用しており、IP66の防水・防塵水準をクリアしているため、安心して屋外でもご利用いただけます。

SC-XP45K(カメラ1~4台対応)

SC-XP45K(カメラ1~4台対応)

SC-XP84K(カメラ5~8台対応)

SC-XP84K(カメラ5~8台対応)

「SC-XP45K/XP84K」の人気の理由

異なるカメラタイプの組合せが可能

異なるカメラタイプの組合せが可能バレット型ホワイト、バレット型ブラック、ドーム型ホワイトの3タイプから自由に選択する事ができます。外壁の色に合わせてバレット型ホワイト、バレット型ブラック、威圧感のない設置をしたい場合は、ドーム型ホワイトを等、様々な状況に対応する事ができます。

最大511万画素の鮮明画質

最大511万画素の鮮明画質PoEカメラはデジタルに分類されるため、それだけで映像は鮮明ですが、SecuSTATIONのPoEカメラはそれに加えて最大511万の高画素を実現。ほぼフルハイビジョンと同じ高画質で映像データをご覧いただく事ができます。

録画装置が最大8TBまで対応

録画装置が最大8TBまで対応HDDの容量が8TBまで対応し、超長時間録画が可能となっています。通常は4TBまでといった仕様が多い録画装置ですが、SecuSTATIONでは2倍の時間録画をする事ができます。

まとめ

今人気のPoEカメラについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
まとめると

PoEカメラは

  • LANケーブル1本で簡単設置ができる
  • 工事費用が節約できる
  • デジタルの鮮明映像で見れる

メリットいっぱいの防犯カメラですね。

この機会にPoEカメラの導入をご検討してみてはいかがでしょうか。

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